ベーグルに憧れている

書きたいときに書きたいことを

【雑記】フルマラソンを完走した話

こんばんは。名古屋ウィメンズマラソンを走ってきました。足が全く動きません。痛い。

 

完走するともらえるティファニーのネックレス。無事いただきました。

f:id:mikandaihuku:20160313192937p:plain

 

運動のセンスがまったくなく、それに加えて根性もなく、小中高の持久走は大の大の大の苦手なわたしでした。何を思ったのか、エントリーしていました。しかも先着順で参加できるチャリティー枠で(一般エントリーは抽選です)。

 

目標は「時間制限内にゴールすること」。ウィメンズマラソンの時間制限は緩いことで有名で、7時間以内にゴールすればOKです。正式なタイムはわかりませんが、多分わたしは6時間20分くらい。遅いです。「これで完走とか言わないで」って言われそう。でもいいんです。時間内にゴールできたんですから。

 

トレーニング不足で、ほんとはこんな状態で出場してはだめだったと思います。11月くらいから週に1回程度ジムで1時間走ってただけです。なめてますね。

 

ハーフまでは何とか走れていたんですが、そこからはほぼ歩いてしまいました。心肺機能的な苦しさはないんですが、とにかく足が動かない。ひたすら動かない。途中から半分泣いていました。

 

そんなこんなでよろしくない参加だったんですが、もうね、ゴールできたときは涙が出てきました。こみ上げてくるものがありました。

 

というのも、マラソンの前に、ちょっと私生活でいろいろありまして。自分の幼稚さ、浅はかさが原因で大切な人に迷惑をかけ、そのひとの人生から追い出されてしまいました。わたしが100パーセント悪いので仕方がないんですが。で、もう自分のことが信用できなくなっておりました。自分の不誠実さ、傲慢さを直さないときっとわたしの周りからひとがいなくなってしまう。自分を変えなきゃいけない。変わりたい、じゃなくて、変わらなきゃいけない、でも自分がちゃんとできるか自信ない、そんなもやもやでした。そんな状況だったので、自分の苦手分野で自分が定めた目標を達成することができたことで、わたしは頑張れるかもしれない、と少しだけ思えたんです。

 

あと、月並みだけど、街頭からの声援がとても嬉しかったです。それに加えて、わたしがハーフ過ぎたくらいで歩き出したとき、たまたま隣で走っていたランナーさんが「ゆっくりでいいよ、このペースなら絶対完走できるから。がんばってね」と肩をたたいてくれました。すごいね、みんな。みんな、とても優しい。前述した件で自分がいかにわがままだったか、周囲のことを考えていなかったかを知ることができたのですが、今日のマラソンでもそれを実感しました。こんなわたしにも、みんなは優しかったんだなって。申し訳なさでいっぱいでした。

 

もうひとつ走りながら思ったのは、自分は自分が思っているほど「できる」人間ではないということ。わたしは自分が強くて、人並みくらいには物事をこなせる人間だと思っていて、だからひとを見下していました。でも今日、わたしはぎりぎりでのゴールでした。他のランナーさんの多くは、もっとちゃんとトレーニングをして、辛い思いを踏ん張って、わたしより早い時間でゴールしていました。わたしができなかったことを、多くの方がちゃんとされていました。素直に、尊敬しました。

 

今回、家族以外には走ることを知らせていませんでした。だから、別に誰かの期待に応える必要などはまったくなく、また強制されて走っているわけでもなかったので、途中で何度も「わたし何してるんだろう」と虚しくなりました。でも、こういう誰のためでもなく、目標が達成できなくても誰にも迷惑をかけないという状況で自分に甘えなかった(いや甘えまくってましたね…歩きまくってたし)ことは、ほんの少しだけ、時分の自信になりました。

 

いい経験でした。ありがとうございました。でも出来ればもう走りたくありません…。ほんと辛い。明日仕事、ちゃんと行けるかな…。