ベーグルに憧れている

書きたいときに書きたいことを

就活中に言われて嫌だったコトバ5つ

15卒の就職活動が始まりましたね。12月から。街にスーツの方が増えました。すごいね、ほんとに一気に増える。

わたしは14卒で就職活動をしてました。自分の能力のなさが故に、ずいぶん長いこと活動していたので、就職活動ではそれなりにいろんな経験はしたと思う。

無事内定をいただいている状態の今だから「ああこんなことあったな」と思えるんだけど、当時は結構辛かった。内定がなかなか出ない辛さも勿論なんだけど、その他にもちょくちょく心が折れそうになるような場面があったので、それを書いてみましょうか。

というのは、わたしが一浪一留の文系大学院生でして、そのようなスペックであるがためにぐさっときた、ということがありました。それらの9割2分、このような経歴になってしまったわたしが悪いんだけど、8分くらい社会のせいにしてもいいんじゃないかという甘えです。

 

 

1.「皆さん平成生まれ?若いね~!」

説明会で、この類の発言は1度や2度じゃない、4度5度聞いた。

登壇している若手社員のオニーサンが話の始めに自己紹介することが良くあった。そこで昭和○○年生まれ、ってパワポに書いてあったりして、「あ、そっか、ここに来てるみんなは平成生まれなんだよね!若いね~」とかしみじみ語り出す。さも、それが当然のように。

いや、オニーサンは全然悪くない。14卒就活って、ストレートにきているなら平成3年/4年生まれの人たちですもの。まさか昭和生まれがいるなんて、思いもよらないでしょうね。ごめんなさい。

でもちょっと社会のせいにさせてもらえば、「これをやるのはこの年齢」という考えが浸透している日本社会が、年齢の多様性が認められていない日本社会が… すみません、やっぱやめときます。

これの亜種に、「就職して3年!25歳!その時に、どういう25歳でありたいですか!」というベンチャー企業の社長のコトバもありますね。もう過ぎちゃってますね、25歳。

 

2.「年下が上司や先輩になるけど大丈夫?」

某大企業の人事さんから頂戴したオコトバ。面談に近い面接で、やっぱり年齢をつっこまれとき。中途をあんまり採用していない企業で、年功序列が根付いているところ。上司や先輩に年上も年下も関係ないと思ってたので、年上の後輩ってやっぱりやりづらいのか、と思った。

大学院にいていろんな年齢の方と接していると、ほんと年齢を気にしなくなる。年齢の序列って、思ってるほど大きい問題なのね。

 

3.「結婚する年齢でしょ」

これも某企業の面接にて。「もう結婚する年齢だと思いますが、女性として結婚、出産についてどう考えていますか。すぐに辞めたりしませんか」と聞かれた。なんですか、結婚する年齢って。女26歳、確かにその年齢ですよ。でも!でも!面接でそれをいいますか。寿退社が目標なら、文系大学院なんて獣の道に進みません。そして、結婚してくださる男性もいない、この先現れるのかもわからないわたしは、結構そのコトバ、こたえています。

 

4.「モラトリアムの代償は大きいよ」

就活カウンセラーなる方に言われました。そのような方に相談に行ってしまうくらい切羽詰ってたんでしょうね、内定なくて。で、「同い年の皆が働いてる中、好きなことやってたんでしょう?だったら内定出なくても仕方ないよね?」と言われた後のとどめが、それ。

泣きながら帰りました。

確かに好きなことやってましたよ。好きで大学院に進みましたよ。就職が厳しくなることも想定してましたよ。でも、モラトリアムはちょっとひどい。モラトリアムと言えるほど、ぬるいものなんかじゃなかったですよ、大学院生活。

 

5.「今までに大学院卒の女性1人採用されたことあるけど、その人すごい美人だった」

リクルーターさんが言ってた。顔!顔ですか!すみません不細工で!大学院という経歴がついちゃった女性に求められるのは、学部生より高い能力だけではなく、美しい見た目もでした!

 

 

もっとあるけど、疲れたのでこのへんで。

内定がなかなか出なかったのを自分以外のせいにするつもりはほんとにないです。年齢がいってても、文系大学院卒でも、内定出る人はすぐに内定が出る。

それでも、ちょっとこれは嫌だなと思ってしまうことはあって。

履歴書の年齢の欄なんて廃止しようよ!って思ったりした。

そんな些細なこと気にするなと言われるかもしれないけど、言われて凹むもんは凹む。

 

もちろん、このようなコトバをかけてくる企業ばっかりじゃなかったです。院でやったことを評価してくれる企業、いろんな年齢の方を新卒で採用している企業ともたくさん出会えたので。

そういうところに就職すればすむ話なのかもしれないです。