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【映画】『恋とニュースのつくり方』

新年早々、元気ないです。こんな報告いらないかもしれませんが、元気ないです。うまくいかない。うーん、よろしくない。生きてるの辛いなと今日ずっと思ってました。よろしくない。そういうときは映画だ。そうじゃないときも映画だけど、そういうときこそ映画だ。読書だってランニングだってハーゲンダッツだってなんでもいいんだけど、ほんのちょっとでも人生終わったモードから脱出できるなら、いろんな手段に頼ろうじゃないか。そして今日は映画。映画館ではないんですが。

 

今日は『恋とニュースのつくり方』。とりあえず元気になりたいんですよ。少しだけ前を向きたいんですよ。だからこの作品を選択。

 

勤めていたローカルテレビ局を解雇された主人公・ベッキー。再就職先は全国ネットの番組を放送するテレビ局。朝のワイドショー「デイブレイク」のプロデューサーとして番組を任せられる。低視聴率に悩む「デイブレイク」の改革に奮闘するベッキー。打ち切りの危機を乗り越え、仕事も恋も万事OK!

アメリカのラブコメ。The アメリカンラブコメ。気の強い女性、仕事も恋もうまくいかない!でも頑張る!うまくいく! …いいですね、うらやましい。こういう映画って、いわゆる「映画好き」からはあんまり評判がよくない。特にアラサー独身女性がこういうの観てると痛い人認定される。いいじゃないほっといてよこういうの観ないとやっていけないの!って叫びたいです。

 

ところで主人公ベッキー、28歳らしい。一瞬どきっとした。なぜならわたしと同じ年齢だからです。

昔からの夢を追いかけ、でもいまだ実現できていないベッキーに母親がこう言うんです。

8歳の子が大きな夢を抱くのはスゴいことよ
18歳でもすばらしいわ
でも28歳?世間に恥ずかしいわ

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ずきっときました。わたしが今、特に大きな夢を持っているかというと全然そうではないんだけど、なんだか28歳、もう攻める年齢ではないのかなあと思ってしまった。結婚して親になっていい意味で(ほんとにいい意味で。全く皮肉ではなくて)安定を手に入れて幸せそうにしている友人たちを傍目に、まだまだ仕事が楽しくてやりたいこといっぱいあって小さいけれど目標もあって。そういう自分が幼くて甘い気がしてくる。

 

こういう映画でよくある、というか、結局「仕事か恋か」みたいな命題、わたしはあんまり好きではなくて、どっちも頑張りたい。別に「仕事がしたいから結婚はまだ先なの」なんて全然思っていない(お相手がいないだけです)。ただ、恋人もいなくて結婚なんて予定もなくてそれなら仕事を頑張ろうと思ってがむしゃらになっていると、ふと、思ってしまうことがあります。「この先に何があるんだろう」って。どんなに組織に尽くしても、辛いとき悲しいときそして楽しいときを、組織は共有してくれるわけではない。ずっと一緒にいてくれるわけではない。そう考えると、わたしは何をしてるんだろうって思ってしまうことがあります。

 

ベッキーの同僚?で、有名なニュースキャスターのマイクは、ずっと家族よりも仕事にかけてきた人でした。家族といても仕事優先。その結果、どうなったか。マイクはこう言います。

その結果は何か
最後に残るものは無
無だ

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それでもね、こうも思うんです。やっぱりわたしにとって仕事は人生の重要な一部で、例えば恋がうまくいっていても、むしろうまくいっているなら、仕事、頑張るんじゃないかな。仕事がすべてじゃないと思うし、私生活を犠牲にしてまで働きづめたいとは全く思わないけれど、例えば宝くじで10億円当たっても、何らかのお仕事はすると思うんです。社会で、人に認められたい。上を目指して自己研鑽する。そういうことが好きです。(最近「早く週末にならないかな」と常に思っているのは内緒ですが)

 

終盤で、ベッキーがヒールでNYの街を駆け抜けるシーンがあります。

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これ、ルブタンのヒールだと思うんですが(違ってたらごめんなさい、指摘してください)、このシーンが大好きです。かっこいい。強い女性はかっこいい。

 

書いてたらちょっとだけ元気が出てきた。次のボーナスでルブタン買おうかな。

 

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【作品情報】

恋とニュースのつくり方

監督:ロジャー・ミッシェル

出演:レイチェル・マクアダムス

   ハリソン・フォード

製作国:アメリカ合衆国

公開:米 2010年11月 日 2011年2月