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【雑記】地方の街の映画館にはわけのわからない人がいなかった

先日映画を観にいってきました。

自宅近くのイオンシネマ、つまり、イオンモール内の映画館です。

水曜日、レディースデイでした。女性1000円の日です。

 

17時半くらいからの映画だったんですが、開始5分前になっても、会場内(というか、私が見る映画のスクリーン)私一人だったんです。

 

お、これはもしや、一人映画!?やったね!!(一人映画の使い方は間違ってるんだけど)

人生初の貸し切り映画だわーい!

そんな感じで喜んでました。

 

結局、開始3分前くらいに女子高生が1人来て、貸し切りにならず、そのJKと2人で観ました。

なんだかそわそわしてしまい(なんでだろう?)、ほんの小さな物音たてただけでも、うわやっちゃった!っていう感じで、なんとも貴重な体験でした。

 

いや、あの空間に女子高生と2人きりだったっていうのはどうでもよくて。

 

「なんでこんなに人がいないの?」

と思って。

時間が時間だっていうのもあるんですよ。

17時半くらいなんてまだ会社終わってないから、仕事終わりのOLさんとかもいないしね。

でもさ、レディースデイですよ。映画館が混む日なんですよ。なんでこんなに人がいないんですか。

 

そのイオンがある街、わたしが住んでいる街は30万人都市。一応、中核市。

都会とは言えないまでも、どうしようもないほ田舎ではないはず。

その街の、もっとも人が集まる場所(すなわちイオン)にある映画館に、人がいない!

イオニストが話題になったこともあり(http://www.news-postseven.com/archives/20131102_225285.html)、イオンの中にある映画館の閑散とした様子が気になりました。

 

 

わたし、住んでるところはそういう街なんですが、活動の場はちかくの政令指定都市なんです。結構大きめの政令指定都市。で、普段はその市の映画館に行く。

その市の映画館(いくつもある。ミニシアターとかも)って、平日のどんな時間にも、一定数の客がいるんですよ。

わたしも平日の変な時間によく観にいくんですが、そうすると、「え、あなたこんな時間になんで映画みてるんですかなにやってるひとなんですか仕事してるんですか」みたいな人が結構いるんですよね。

その、引退したご高齢者とか、主婦さんとか、学生とか、そんなんじゃないんです。ヤンキーっぽいフリーターのニイチャンネンチャンとも違う。そういう人たちは平日の昼間、夕方に映画館にいても全然不思議じゃない。そうじゃなくて、まあまあな年齢で、普通のかっこうして、「その時間働いているのがふつう」だと思われる人。そういう人が、映画観にきてる。

ちなみに、わたしもそういう部類に含まれるんだと思う。

 

そういうわけわからない人が、わたしの街の映画館にはいなかった。

 

ここからは勝手な考えでしかないんだけど、そういう「わけのわからない人」って、「都会にいる人間」なのかなあ、って思った。

フリーランスや自営だったりして時間が自由にとれる人、大学院生、シフト勤務の人、いろいろなんだろうけど、平日の昼間の映画館に溶け込むことが不自然な人が、都会には普通に存在してるなあと感じました。

 

極論、そして理論の飛躍は承知の上で書きますが、「多様な生き方」はやっぱり「都会」でないと居心地が悪い。

 

今回は映画館の話に絡めてしまったので、「都会」と「田舎」の文化資本にも触れるべきなんだろうけれど、それはまた機会があれば。

 

それにしても、映画館、大丈夫かな。つぶれないかな。心配だ。